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「カンビュセスの籤」■生き続ける。生命のバトンを繋ぐために。
マナのまんがレポート仮

■生き続ける。生命のバトンを繋ぐために。

藤子不二雄SF全短篇 (第1巻)藤子不二雄SF全短篇 (第1巻)
(1987/02)
藤子 不二雄

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<あらすじ>
 荒野をさ迷い歩く古代ペルシア兵士・サルク。
 霧を抜けるとそこには未来の建造物があり、中には少女が一人いた。
 言葉の通じぬ少女エステルは弱ったサルクを介抱し、食事を与えた。
 ことなる時代を生きた二人は次第に絆を深めていくが、
 そこには避けられない恐るべき運命が待ち受けていた…


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藤子先生の「ミノタウロスの皿」を紹介したときにちょろっとタイトルを出したあの短編をご紹介。

その昔、ペルシア王カンビュセスの軍は遠征のさなか食糧危機に見舞われ、10人で籤(くじ)を引き、当たった1人を残りの9人で「食べた」という歴史が元になった作品で、ファンも多い短編よ。

主人公の男、サルクはその籤に当たり、食われまいと逃亡した兵士。見知らぬ建物の中で少女エステルと出会い、助かったとホッとするのもつかの間、サルクは真実を知ることになる。

「23万年待ったわ。あなたにわかる?23万年の年月の重みが。」

翻訳機を通して話される彼女の話は衝撃的だった。23万年前に起こった終末戦争でほとんどの人類が死滅した未来の世界で、残った人々は仲間を食糧にし、人工冬眠を重ねて生き延びてきた。
…彼女は地球最後の人類だった。

「なぜだ!?なぜそんなにまでして生きねばならぬのだ!!」

サルクの問いに、エステルは「人には生き延びる義務がある」と答えた。サルクとエステルのうち、籤で当たった1人が食糧となり1人が未来に命を繋ぐ…どこまでも終わらない「地獄」に、サルクの選択は?

42Pほどの短編なので続きは実際読んで確かめてみるべし!「死」から一度逃亡したサルクの心境の変化にも注目してほしいな。
人類という種の保存、自分という個の命。食べる側、食べられる側。
使命のために身内を食べて生き延びたエステルの絶望と涙を思うと、最後のページの淡々とした描写がとても空恐ろしくも希望的に感じられる。一万年後、人類は滅びるかもしれないし、助かるかもしれない。とにかく、次の時代へ生命のバトンは渡されたのです。

「生きる」ということの壮絶さを否応なしに感じさせる良短編。
(結構内容がシビアなのでオトナ向け注意です。)

驚くことにこの作品、一昔前にはアニメビデオにもなってたみたいよ。たまに再放送してるようなので、こちらもぜひおすすめ!

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関連リンク
藤子不二雄SF全短篇 (第1巻)

カンビュセスの籤 藤子F不二雄SF短編シアター[ビデオ]カンビュセスの籤 藤子F不二雄SF短編シアター[ビデオ]
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【2008/08/17 21:49 】 | 藤子不二雄 | コメント(0) | トラックバック(0)
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