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「紙の砦」■戦火の中、愛するマンガを描き続けた少年
チャコのまんがレポート仮

■戦火の中、愛するマンガを描き続けた少年

紙の砦 (手塚治虫漫画全集 (274))紙の砦 (手塚治虫漫画全集 (274))
(1983/09)
手塚 治虫

商品詳細を見る


<あらすじ>
 戦時中の日本、禁止されているマンガを描くことに情熱を
 燃やしている一人の少年がいた。彼の名は大寒鉄郎。
 大寒はオペラ歌手を夢見る少女・岡本京子と友達になり、
 次第に 仲良くなっていく。
 しかし容赦なく迫りくる「戦争」に、二人の運命は翻弄される。
 手塚治虫の自伝的短編。


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今回紹介するまんがは手塚先生の自伝的短編「紙の砦」
手塚先生の自伝まんがを語る際に忘れてはいけない作品ね!
第2次大戦の時の戦争体験を元に脚色された内容で、作者の自画像(?)である大寒鉄郎(おおさむ てつろう)を通してまんがへの情熱が感じられるわ。

情報統制下の当時の日本でまんがを描く、ということは非国民扱いされるような大事。それでも、若き手塚少年(大寒鉄郎)は軍需工場をサボってまんがを描き続けるの。
「マンガってのは、読んでもらわなけりゃいみがないんだよ」
教官にバレないようにまんがを読んでもらう方法として、トイレの中に原稿を貼り付けたエピソードはあまりにも有名ね。

怪我をした京子ちゃんと一緒に空襲から逃げている時、大寒少年は民衆が墜落した敵機のパイロットをなぶり殺しているシーンに遭遇する。
「京子ちゃんのカタキだ」と棒を振りかざす大寒少年…しかし、敵兵がもう既に息絶えているのを見て、黙ってその場を後にした。

「…だ…だれのせいだよ…こんな戦争……」
大寒少年の搾り出すような言葉が胸に突き刺さる。

手塚先生が大阪大空襲に遭遇した時のエピソードを元に、生々しい描写とところどころのリアリティが当時の大阪が物語られているわね。
原稿をやぶられたり、教官に殴られたり。まんが的な表現の中に、若き手塚先生の悔しさや怒り、悲しみが見えるような気がする。

そして、終戦。
これで好きにまんがが描けるぞ、と喜ぶ大寒少年だったけど、京子ちゃんの顔には決して消えない火傷の跡が残ってしまった。それはきっと手塚まんがに刻まれた「戦争の傷跡」でもあり…
京子ちゃんが実際の人物だったのか、それとも手塚先生の創作かはわからないけれど、この物語の最後の一コマはずっと読んだ人の心に残り続けると思うわ。

同じ手塚自伝短編の中では「ゴッドファーザーの息子」「がちゃぼい一代記」もオススメ!
※手塚治虫名作集「ゴッドファーザーの息子」の中に紹介した三作の手塚自伝系まんがが収録されてます。

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関連リンク
紙の砦 (手塚治虫漫画全集 (274))紙の砦 (手塚治虫漫画全集 (274))
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手塚治虫名作集 (1) (集英社文庫)手塚治虫名作集 (1) (集英社文庫)
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【2008/08/10 20:56 】 | 手塚治虫 | コメント(0) | トラックバック(0)
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